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チューブアンプ購入時のチェックポイント

チューブアンプ 購入時のチェックポイント( 注意点 )を解説





どんな音を出したいのか?

クリーンで使うのか?歪ませて使うのか?

チューブアンプ の特性として、ボリュームを上げて行くに従い歪んでしまう為、クリーンで使う場合は大きな出力のアンプが良いでしょう。

歪ませて使う場合、どれくらい歪むかが重要なポイントです。良く歪むアンプの目安として、一つのチャンネルに2つ又は3つボリューム(VolumeとMaster または、Gain、Leadなどの名称のもの)が搭載されている、チャンネルが複数あるかどうかがポイントになります。


クリーン/オーバー・ドライブの2チャンネル方式のアンプ
クリーン/オーバー・ドライブの2チャンネル方式のアンプ


最近では、チューブアンプ の特性(ボリュームを上げて行くに従い歪んでしまう)を利用し、アッテネーター(アンプのボリュームを上げ、音量のみスピーカー手前で小さくするもの)や出力切り替えスイッチ(例えば90W⇒45W⇒10W)を搭載したアンプも増えてきています。


出力切り替えSW;
アンプの出力切り替えSW



どんな音色が好みか?

ギターでストラトやレスポールが人気なのは、多くのギタリストが使用していて似た音が出るからです。

アンプの場合も同様で、理想は好きなギタリストと同じアンプを使う事。しかしアンプの場合音量も関係してくるので簡単にはいきません。

例えば好きなギタリストが100wのマーシャル1959を使っていたとしても、自宅ではまず鳴らせません。どこで使うのか?も大切なポイントになります。

1959SLP
1959SLP


アンプのメーカーで選ぶ

アンプのメーカーにはある程度の音の方向性があります(近年のアンプモデリング搭載機を除く)。

ロックをやるならマーシャルメサブギー、ブルースやカントリーならフェンダーど。

それ以外では例えば米国製アンプはカラッとしたサウンドが得意ですし、英国製はしっとり系、ドイツ製はメタル系に強いなどの特徴があります。



真空管で選ぶ



真空管(パワー管)の違いで音の傾向も変わります。

例えば、6V6や、6L6 フェンダー でよく使われている管ですが、中低域が豊かで高域はカリンとした乾いたアメリカンなサウンドが特徴。

主に6V6は小型アンプに、6L6は大型アンプに使用されます。


対してEL84EL34マーシャル VOX などのブリティッシュ系アンプに使われる管で、フェンダー系のふくよかさはないものの、タイトでバランスの良いサウンドが特徴(太い音を出すために12x4などの大型キャビネットとの組み合わせは定番です)。

ドライブ・サウンドも心地よく、多くのハイゲインアンプにも使われる管です。

主にEL84は小型アンプに、EL34は大型アンプに使用されます。


*当サイトではyoutubeなどの動画サイトともリンクしていますので試聴してみましょう。音の傾向が分かるはずです。




スピーカーの口径


スピーカー

ギターアンプ の場合10インチ(25cm)、12インチ(30cm)のスピーカーが一般的です。音色の違いを簡単に言うと、10インチはあっさり、12インチはキラキラでふくよかといった感じでしょうか?

ライブなど大音量で使う場合は12インチなど口径の大きなスピーカーを選択した方が、迫力のある低音が得られるでしょう。また、1本より2本、4本とスピーカーが増えるにつれ、音圧も豊かになってきます。

スピーカーアウト端子を持つアンプの場合、口径の大きな、例えばマーシャルの1960Aのようなキャビネットを繋ぐことで音圧のあるサウンドを得られるので、アンプ選びの基準に加えても良いでしょう(インピーダンスが合っている必要があります)。

>>スピーカーキャビネットについて勉強しよう



スピーカーアウト端子;


インピーダンス切り替えスイッチのあるものは、キャビネット自由に選べ便利です
Zinkyアンプのスピーカー出力/インピーダンス切り替えスイッチ


1960A
1960A
12x4の代表マーシャル1960

当サイトのオススメは12インチですが、自宅メインで使用する場合、10インチのほうがバランスは良いと思います。


どこで使うのか?

購入するアンプは自宅で使うのか、自宅とライブ両方で使うのか、ライブ・メインで使うのかも大切なポイントです。

当サイトでは便宜上、自宅で使う(〜15w)自宅/ライブで使う(〜30w)ライブで使う(〜100w)と分けていますが、 チューブアンプ の場合トランジスタ・アンプと違って、例えば10wであってもかなり大きな音が出ます。

*自宅では歪み系エフェクターの併用も考えましょう。 チューブアンプ はエフェクターを使っても充分に良い音します。特にTS系と呼ばれるエフェクターはチューブアンプとの相性も良くオススメです。



>>TS系ペダル特集 - 歪みエフェクターを選ぶ
TS系エフェクターを集めたページ



例えば私所有の コーネル・ロマニー・プラスは10wのアンプですが、スピーカーが12インチの為、ちょっとしたライブハウスでも使えるくらいの音量が出ます>もちろん演奏するジャンルにもよりますが。


コーネル・ロマニー・プラス
コーネル・ロマニー・プラス

ワット数と共にスピーカーの口径、エンクロージャー、スピーカーの数なども重要です。

また、小さなアンプの場合でもスピーカーにマイクを立てればスタジオや、ライブハウスでも充分使えるものもあるので、試してみて下さい。

逆に大きなアンプを自宅などで使う場合、アッテネーターを使う方法もあります。

アッテネーターとはアンプをフルアップにした歪んだ状態の音質をキープしたまま、音量だけ下げるというもの。ただしフルアップの状態で長時間使用するとアンプに負担をかけ、真空管の寿命も短くなります。




ライブやスタジオ等で使う場合、アンプの重量もチェックしましょう。


20kgを超えると、持ち運びはかなり大変で、買ったは良いけど家で眠ったまま・・・なんてことにならないように。台車、キャリーや、アンプ用ケースなどの導入も考えた方が良いでしょう。


キャリーカート一覧
キャリーカート一覧




エフェクターは?

Rivera エフェクトループ端子Zinky エフェクトループ端子

エフェクターは使いますか?アンプで歪ませて、空間系エフェクターを使用する方の場合、エフェクト・ループ端子(センド・リターン)端子の有無も大切なポイントです。

レコーディングなどでは、エフェクト・ループ端子のないアンプの場合でも、スピーカーの前に立てたマイクや録音後にエフェクターをかければ良いので必須というわけではありませんが、あると便利です。


アンプ用語集





その他のポイント

ヘッドフォン端子

自宅で使いたい方はヘッドフォン端子が必須・・・という方も居るかと思いますが、ヘッドフォン端子付きの チューブアンプ は非常に少なく、選択肢を奪ってしまうのでオススメしません。

小音量で歪ませて使いたい場合は歪み系ペダルの併用も考えましょう。


>>TS系ペダル特集 - 歪みエフェクターを選ぶ
TS系エフェクターを集めたページ


チューブアンプ の場合、ヘッドフォン端子よりも重要なのはスピーカー出力端子の有無の方が重要なのでは??と考えます。



スピーカー端子


コンボ・アンプ の場合、外部スピーカーを繋げる端子、または内部スピーカー端子がジャック式になっているアンプをオススメします。


スピーカー端子がジャック式になっていれば、例えば8〜10インチの小さなスピーカーが搭載されたモデルの場合でも、マーシャル などの大きなスピーカー・キャビネットや口径の大きなスピーカーと繋ぐことで、音圧のあるサウンドを出力することが可能になります(インピーダンスΩが合っている必要があります)。



>>スピーカー・キャビネットを選ぶ
>>スピーカーキャビネットについて勉強しよう



手持ちのコンボアンプFender Champ IIもジャック式に改造済みです
>>Champ IIのモデファイと、メンテ(ブログ)



内部スピーカー端子がジャック式であれば、マスターボリュームの搭載されていないアンプでも歪んだ音をキープしたまま音量のみを下げるアッテネーターが使えるというのも大きなポイントです。


アッテネーターがあれば自宅でもアンプの歪んだサウンドの再現が可能ですし、機種によってはヘッドフォン端子を搭載したモデルもあるので深夜の練習にも最適です。


アッテネーター特集





100Vの正規輸入品か、117Vの直輸入品か

日本国内向けに輸入販売されているモデルは100V、米国から直輸入の ギター・アンプ の場合、電圧が米国仕様の117Vのままになっています。


動作自体は問題ないのですが、そのままだと電圧が足りずアンプの性能がフルに発揮出来ません。


そんな時は昇圧トランス(ステップアップ・トランス)を使いましょう。


昇圧トランスとは文字通り電圧を上げるもの。100Vの電圧を117Vにアップさせることでアンプ本来のパワーを引き出せるようになります。

*当サイトで紹介している ギター・アンプ には直輸入品も含まれています。


アンプ用語集





真空管交換の目安

真空管の寿命
真空管は何時交換したら良いのでしょう??私もいまだに良く分かりません(^^;)。


いつものように弾いていてボソボソ、ブツブツとノイズが出たり、音量が上下したり、音質が変だと感じたら交換すると良いでしょう。


一般的な管の寿命はプリ管は長寿命、パワー管は使用状況によりますが1〜3年位と言われていますが、個体差、使用状況にもよるので一概には言えません。管を軽く叩いてノイズの有無で判断という方法もあるようです。


パワー管の寿命がくると突然ヒューズが飛ぶことがありますので、突然音が出なくなる、電源が入らなくなる場合は疑ってみましょう。



もしもの時の為に予備は必ず用意しておきましょう



バイアス調整について

パワー管が1本のアンプや、自己バイアス機能を持ったアンプ以外はパワー管のバイアス調整が必要です。


バイアス調整があるからチューブアンプは使わない!というかたもいるのではないでしょうか??


バイアス調整とは、複数のパワー管とアンプの電流/電圧を調整する作業の事なのですが、このバイアス調整についてはプロでも色々と意見があるようです。


絶対にやらないとダメ!という人。マッチングされた管を挿して音が変でなければ大丈夫!と言う人。私は・・・その中間の意見です。


グルーブ・チューブのパワー管にはパフォーマンス・レートという1〜10までの番号が振ってあり、グルーブ・チューブのパワー管で一度バイアス調整してしまえばその後は同じ番号の管を指定すればバイアス調整が不要というもの。


*フェンダーの現行モデルの(グルーブチューブ製)のパワー管は、白、赤、青の3つに色分けされており、交換の際には同じものを選ぶとことでバイアス調整の手間が省けます。


グルーブ・チューブのこの方法をダメというプロの方もいるのですが、私は特に問題を感じていません。


チューブアンプを使うには良いショップとの出会いも大切です。


色々と調べてみて下さい。


パフォーマンス・レートについてはグルーブ・チューブのオフィシャル・サイト


真空管特集




アンプ関連書籍

非常に役立つアンプ関連本の紹介です。

The Small Amplifier BOOK 2

自宅練習に最適な小型アンプ本が発売。


アンプ大名鑑 [Fender編]

全てのフェンダー・アンプ・ファンにオススメの大型本。2000部限定


アンプ大名鑑[Marshall編]

2013年に出版された洋書「The History of Marshall The First Fifty Years」の日本語版。国内2000部限定

The Tube Amp Book

Groove Tube社長アスペン・ピットマン(Aspen Pittman)氏の著書。洋書ですが、代表的なアンプの回路図が多数収録されており、みているだけでも楽しいチューブアンプファン必見の本!




メーカー別 チューブアンプ一覧






@tsune1221


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